ヴォーバン地区に再び

ドイツ南西部のフライブルグ市にはヴォーバン地区というエコタウンがあります。

ここを訪れるのは三度目になります。

街に建つ共同住宅や商業施設の屋根には太陽光パネルが設置されており

建築の業界誌などでも写真をよく目にしますし住宅や街づくりに携わっている方であれば訪れたことのある地区などだと思います。

街にはたくさんの緑や川など自然が残されており共同住宅に住みながら地域の方とコミニュケーションが図れる共同農園なども存在します。

住居には駐車場がなく大きな共同駐車場があり車の乗り入れは住宅街には基本できない作りになっているので歩行者や自転車は安心して通行できます。

仕事や学校、買い物にはトラム（路面電車）が便利に乗車できるようになっており綿密な都市計画であることがわかります。

ここを以前訪れたのは4年ほど前だっただろうか。

前回視察をしなかった場所へも足を踏み入れることができました。

以前にもすでに工事は始まっていたのかもしれませんが、

地球温暖化により豪雨の影響で下流で水害が発生しないよう護岸を切り崩し、大雨の時には流れを蛇行されたり貯水池の役目ができるような整備が進んでいました。

普段は子供たちも川遊びができるように造るということもしっかり考えられております。

まちづくりや住宅性能で地球温暖化防止に貢献している地区ですが、それでもこのような対策は必要で被害が大きくならないような事前対応をしっかり考えているとの事でした。

またいつかヴォーバンに来たいなと思いながらこの街を離れました。