今年最後の建築視察、山口県の名建築を訪れて
今年も残りわずかとなり、建築視察としてはこれが最後の機会となりました。
数ヶ月前、いつものメンバーと「次はどこに行こうか?」と話が盛り上がった際に候補として挙がった場所が、今回訪れた山口県のこの建築です。
この建築を手掛けたのは、神奈川出身の有名建築家。雑誌や建築書でたびたび紹介されているこの作品を、今回実際に訪れることができました。
見学は夕方から始まり、まだ少し明るい時間帯に建物内部を見て回ることができました。
その空間の造形や素材感に感動しつつ、夜が訪れる頃にはろうそくの灯りが建物全体を幻想的に彩り、落ち着いた雰囲気の中でいただく美味しい料理は格別でした。
このような演出が建築と生活の繋がりを深く感じさせてくれました。
途中、建築中の動画やプロセスについての説明もしていただきました。
7年という長い工期をかけて完成したこのプロジェクト、その間に起きた大変さや苦労の裏には、楽しさや情熱が詰まっていたことが伝わり、改めて建築の奥深さを感じるひとときとなりました。
写真や映像だけでは伝えきれない空間の魅力を肌で感じることができ、今年の視察を締めくくるのにふさわしい訪問となりました。
そして、早くも来年行きたい場所の話で盛り上がっています。建築の旅は尽きることがありません。
それでは、また明日。