茅ヶ崎U様邸
弊社がご提供しているセミオーダー型の注文住宅「アトリエ建築家とつくる家 R+」で建てた茅ヶ崎の家に、2019年2月からお住まいのU夫妻。実は家を建てるのは、これが2回目です。
その前は、新築で購入した横浜の一戸建てに10年以上住んでいらっしゃいました。茅ヶ崎に移ったきっかけは、旦那さんの趣味であるマラソン。その練習のため、もともと奥様のご実家のある茅ヶ崎に、週末になる度に通っているうちに、「駅近で通勤に便利な横浜も良いけれど、ゆったりと好きな時間を過ごせる茅ヶ崎に住むのも良いかもしれない」と思うようになったそうです。何と言っても「走った後に、車で横浜に戻ってからじゃなく、すぐにビールが飲みたい!」というのが決定打。
そんな「自分たちの好きなライフスタイル」を実現するため、40代になってから、横浜の家を売却し、茅ヶ崎に新たな家を建てたU夫妻。2軒目だからこそ分かる満足度の高い家づくりのヒントとなるお話を伺いました。
Uさんの家族構成
シンジさん(48) クミコさん(43)
施主インタビュー
家づくり勉強会に参加
U夫妻が弊社を知ったきっかけは、茅ヶ崎のお友達からの情報だったそうです。
クミコさん: 茅ヶ崎で家を探そうかと思っていた時に、私の友人が「地元の工務店の松尾建設さんが良いよ」と教えてくれたんです。その友人は松尾建設さんで家を建てたわけじゃないんですが、どこからか評判を聞いていたのかも。横浜から茅ヶ崎に向かう車の中でサイトを調べて松尾建設さんに電話すると、青木社長が出て「今から来てください」と(笑)
シンジさん: その翌週くらいですかね、松尾建設さんがお客さんを集めて「家づくり勉強会」を開いていたので、それに参加しました。内容は面白かったです。特に断熱のことや、改めて住宅ローンの話を聞けたのも良かった。断熱なんて、それまで特に気にしていなかったんです。でも前の家は確かに寒かった(笑)
*弊社では定期的に、近所の公共施設の会議室を借りて、みんなで学べる「後悔しないための賢い家づくり勉強会」を開催しています。
決め手は、先に建てたオーナーさんの家を
見せてもらったこと
数あるハウスビルダーの中で、弊社を選んでいただいた決め手は何だったのでしょうか?
シンジさん: やはり施工中の現場や、完成した家を何軒も見せてもらったことです。私は建物の管理の仕事をしているので、今までにいろいろな現場も見て来ましたが、松尾建設さんの建築現場を見学させてもらって、施工が非常に丁寧だと思いました。職人さんたちも感じの良い人が多く、どの方も細かくきちんと作業しているのが分かりました。
クミコさん: 以前の家は、その地域一帯を開発してたくさんの家が同時に建築される中の一つだったので、職人さんと接することはなかったんです。
シンジさん: 見ず知らずの人に住んでいる家を見せてもらうことは、あまり無いでしょう。でも松尾建設さんで家を建てたオーナーさんたちは快く見せてくれました。建てた後も良い関係が続いているという証拠ですよね。そこで信頼できると思いました。
要望を最適な形にする建築家とのやりとり
2軒目の家をつくるにあたり、1軒目での経験も踏まえて、U夫妻はどんな所にこだわったのでしょうか?
クミコさん: まずはリビングの位置です。以前の家はリビングが2階だったのですが、これから私たちも年を取るので、絶対リビングは1階にしようと思っていたんです。1回目の打ち合わせでそれをお伝えして、青木社長に「もう一度考えてください」と言われて、「もう一度考えたけどやっぱり1階がいい」と伝えました。
でも、結果、リビングは2階になったんです(笑)
建築家の方が「この土地は2階がいい。周りの家の建ち方や地形などから考えても、ここは風が抜けるのは2階、景色の抜けも2階が断然いい」と。2回目の打ち合わせの時に家の模型を作ってきてくださって、それを見た瞬間に2階がリビングの方がいいと分かりました。素人ではイメージできない所を理解させてくださいました。
北向きのベランダに、窓のないお風呂。
でも大満足
クミコさん: 1回目の打ち合わせで、あらゆる要望をお伝えしました。お風呂は1階で玄関から直行できる導線がいい、部屋はゲストルームが1つあればいいので収納は多めにほしい、ベランダは広めがいいとか。
シンジさん: うちのベランダは北向きなんですが、南側に庭があるからそっちに設置しようと思えばできた。でも「ベランダで何をしたいですか?」と聞かれて、本を読みたいと言うと「南だと眩しすぎて読めないですよ!」と先生が言うんです(笑)。でも結果的に北向きでも十分に明るいし、夏場に暑すぎることもないから正解だったね。
クミコさん: お風呂の窓もなくて正解でした。前の家のお風呂にはあったので、最初は絶対窓がほしいと言っていたんです。でも玄関から直行できるお風呂という要望を優先するなら、玄関が北側なのでお風呂も北側。ということは、家の正面にお風呂用の小さな窓を設置することになるので、デザインとして変ですよ、と。よく考えたら、窓がないお風呂はマンションだったら当たり前で、換気扇があれば換気は十分ですし、断熱のことを考えても窓はなくて良かった。
私たちって、意外と先入観でそう思っているだけのことも多いんですよね。たくさんの土地や家、暮らしのスタイルを見てきている注文住宅の建築家の意見には、やはり一理あると思います。
使いやすさを数センチ単位で追求できる
U夫妻の1軒目の横浜の家も、窓の位置や設備・内装のタイプなどはセレクトできる仕様だったそうです。しかし、細かい使い勝手までオーダーできる注文住宅の家づくりには、別次元の納得性があるとのこと。
クミコさん: 私は心配性なので、打ち合わせの度に「今日質問することリスト」をノートに書いて行ってたんです。
モルタルのキッチンは、松尾建設さんの雑貨屋さん「korb」( https://korb.jp/ )のレジカウンターを見てピンと来て。システムキッチンと組み合わせる造りなので、キッチンの高さは青木社長と一緒にショールームに行って選びました。初めは85cmにしていたんですが、後で思い直して90cmに変更しましたし、立ち上がりの高さも、一度決めた後にやっぱりしっくりこなくて数cm高くしてもらいました。ずっと使うものなので、その数cmが後々気にならないようにしておきたかった。そういう細かい変更にも「まだ間に合うよ」と応えてくださいました。
キッチンの後ろの棚も、ゴミ箱を3つ並べて置きたかったので、そのサイズにぴったり合わせて作っていただき、炊飯器が手前にスライドできるようにもしてもらいました。片付けが苦手なので、全てがすっきり隠れる引き戸にしてほしいと言う要望も叶えてもらいました。私の体の大きさや家事の動きに合わせて作ってもらっているので、とにかく使い勝手がいい。
仕上げのモルタルも、職人さんがコテの跡を生かした風合いのある感じにしてくださり、私自身が心から気に入って使えるキッチンになりました。
シンジさん: 前の家は、たくさんつくる家の中の一つだったので、仕上げにしろ何にしろ、当たり前ですがそこまでの完成度は望めなかったですね。
家具も造り付けやオーダーメイドで好み通りに
U夫妻は、葉山のオーナー宅で見たダイニングテーブル&チェアに一目惚れし、それを制作した弊社のパートナーでもある家具工房HALF MOON FURNITURE WORKSHOP( https://halfmoon-f.com/ )に、同じダイニングテーブル&チェアと、テレビ台もオーダーしました。
クミコさん: 棚なども、予めライフスタイルや家事導線をヒアリングしていただいて、それに合わせて作っていただくので、やはりすっきり納まりますよね。遊びに来た友人たちもそれがいちばん羨ましいと言っています。
リビングのソファの前に置くローテーブルも、現在、HALF MOON FURNITURE WORKSHOPに注文中で、出来上がりを楽しみに待っているところだそうです。
クミコさん: 好みや自分たちのこだわりが一つ一つ形になっていく。こういうのが家づくりの楽しさなんだって、この家を通して知りました。